EXIT107

地下プロレス『EXIT-107 INFLUENCE』
2012年7月29日(日)開始:16:00
会場:東京・高田馬場「ALAISE」

<第1試合>
○竹嶋健史(7分06秒 スリーパーホールド)●入道

<第2試合>
○梅沢菊次郎、ワンマン・クルー
梅沢(14分30秒 レフェリーストップ)夢路 ※腕極め袈裟固め
●富豪2夢路、上田馬之助

<セミファイナル>
○THE KABUKI(6分51秒 TKO)●真殺鬼 ※馬乗りパンチ連打

<メインイベント 地下日本阿吽王座選手権>
○[王者組]日龍、三州ツバ吉
三州(13分10秒 スカイツリー固め)JOM
●[挑戦者組]ブラック・トムキャット、JOM

※三州&日龍組が王座防衛に成功。
※勝負を直接決した三州に「阿」の帯、パートナーの日龍に「吽」の帯が授与される。

“元・地下世界王者”カブキに認められた栄冠…三州ツバ吉&日龍組、虎の子の阿吽王座をまたも死守! 7・29 地下プロレス『EXIT-107 INFLUENCE』

【第1試合】
“地獄妖怪”入道 vs. “タックル将校”竹嶋健史

これまでに地下のリングで幾度も組まれ続けてきた、入道と竹嶋の第1試合シングルマッチ。
しかし今日の第1試合は、いつにも増して重みが違う。何しろリングの向こうでは、第9代地下世界王者という闇の経歴を持つ“東洋の神秘”ザ・グレート・カブキが、鋭い眼光で試合を睨めつけているのだから…! この極度の緊張感の中、明日を背負う者同士が、明日をも知れぬ勢いで闇雲にド突き合う。これこそがプロレスの第1試合の醍醐味である。そしてこれ以上なく「第1試合らしい」環境の中で、この日の第1試合に選ばれたのが入道と竹嶋であることは、実に感慨深いものがある。
試合は、これまでの両者の因縁の集大成を見るかのようにヒートアップ。竹嶋が得意のタックルからグラウンドで入道を追い詰めれば、返す入道はセントーンにキャメルクラッチと畳かけ、一気にフィニッシュを迫る。しかしこれを気力で立ち上がって返した竹嶋は、入道の背後に回りスリーパーで勝負。ここでついに入道がギブアップの意思表示をし、竹嶋の勝利が確定した。
そして何よりも印象的だったのは、試合後の光景であった。これまでならどちらが勝利しても、憤懣やる方ない殴り合いに雪崩れ込むところだが、この日ついに両者が互いを認め合い、堅い握手を交わし合ったのだ。はたしてこの握手が後に、何か大きな意味を持つ日がやって来るのだろうか——!?

【セミファイナル】
“オリエンタル・ミステリー”THE KABUKI vs. “蹴撃羅刹”真殺鬼

ついにこの日地下のリングで、THE KABUKIと“東洋の神秘”カブキの父子対面が実現。息子のファイトに俄然注目が集まる中、対戦相手に選ばれた地下2戦目・真殺鬼は、髪を短く刈り込み前戦よりもぐっと精悍さが増した様子。全身に刻まれたタトゥーも凄みを増し、この“カブキメモリアルデー”に一発大物喰らいをしてやろう、という野心が見てとれる。
意気込む真殺鬼は“蹴撃羅刹”の名の通り、序盤からKABUKIを果敢に蹴りまくりにかかる。ムエタイをベースに持つKABUKIもすかさず猛烈な蹴りで応戦、試合は期待通りの蹴撃戦の様相を呈する。エキサイトした真殺鬼は両手のグローブを外し“すてごろ”の勝負を挑むが、これでKABUKIの獣性に火がついた。素手で立ち向かう真殺鬼にKABUKIは、「この野郎!」と怒声をあげながら反撃の打撃の雨あられ。父カブキは、いかなる時もリング上で沈黙を貫くことで神秘性を与えていたが、息子KABUKIは怒鳴りながら感情むき出しにファイトする。この対称性は興味深い。そしてKABUKIはミドルキックの連打からトラースキック、そして馬乗りパンチの雨あられを落とし、この日も強引なフィニッシュで激勝した
試合後KABUKIは、客席で戦況を見守る父に向かって重々しい眼光を浴びせ、“父子視殺戦”を挑む。息子の挑発的な眼差しに、無言ながらも決して目を逸らすことのない父。この日これ以上のコンタクトはなく、地下の父子初対面は、静かな視殺戦に終始した。この先地下のリングで、両者が再びまみえる日はいつになることか——。

【メインイベント 地下日本阿吽選手権】
[王者組]“ブッディストレスラー”日龍 & “銀座の鉄人”三州ツバ吉
vs.
[挑戦者組]“カナディアン・タイガー”ブラック・トムキャット & “人生レッドカード”JOM

阿吽選手権試合を我が物顔で連勝し続ける名コンビ、日龍&三州組。この絶対王者タッグに挑むのが、5・13『EXIT-107』の「ワンナイト天国阿吽トーナメント」に優勝し、挑戦権を勝ち取ったキャット&JOM組の異色コンビである。
自信溢れる王者組はこの日も絶好調だった。上半身がさらにシャープになった日龍は、キャットの老獪なレスリングにはスピーディーな寝技で対抗し、JOMの蹴りを軽やかにいなしながら打撃と寝技の波状攻撃を仕掛ける。去る7月15日に3度目(!)の“富士登頂地下プロレス”を完遂した三州は、霊峰・富士から授かったエネルギーを、ALAISEのリングに全面的にぶつけた。ミドルキックから延髄斬りの必勝パターンの爆発力はさらに増し、挑戦者JOMを圧倒。最後はJOMの身体を垂直に持ち上げる勢いのエグい逆片エビ固めから、さらに両脚を交差させて極める新技「スカイツリー固め」で試合をフィニッシュ。相変わらずの“真夏男”ぶりを見せつけた。
毎年恒例の富士登頂プロレスに、昨年8月の天国トーナメント準優勝。そして今年も阿吽選手権に完勝。やはり三州ツバ吉には、猛烈な真夏の暑さがよく似合う!

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