EXIT89

地下プロレス『EXIT-89 MAINSPRINGS』
2011年9月25日(日)開始:16:00
会場:東京・高田馬場「ALAISE」

<第1試合 地獄脱出五番勝負・第三戦>
○“地獄妖怪”入道
(11分52秒 TKO)※後頭部へのパンチ
●“新潟プロレス”シマ重野 

<第2試合>
○“ブラジル大車輪”ペドロ高石
(8分08秒 TKO)※右ハイキック
●“夢名塾プロレスリング”長屋亮治 

<セミファイナル>
“地下横綱”梅沢菊次郎、○“Queen Da Bitch”AI
(14分08秒 TKO)※右ハイキック
“人間狂気”紅闘志也、●“レッスル観音”雫あき

<メインイベント>
○“暗黒サラブレッド”ジャガー・ロゴフスキー、“ネパールの力道山”ヒマラヤン・タイガー
(8分29秒 スリーパーホールド)
“カナディアン・タイガー”ブラック・トムキャット、●“タックル将校”竹嶋健史

交錯する人間狂気! 紅闘志也とAIの“史上最狂最悪”の兄妹喧嘩、勃発!! 9・25 地下プロレス『EXIT-89 MAINSPRINGS』

 9・25『EXIT-89 MAINSPRINGS』のセミファイナルに召還された“Queen Da Bitch”こと初代地下日本女子王者・AI。当日参戦がアナウンスされた顔ぶれの中に“レッスル観音”雫あきの名が挙がっていたことから、大半のファンはこの日、AIと雫のリマッチ(前戦は7・24『EXIT-80』にて実現。AIが雫をKOし、初代地下日本王者に認定された)が行われるものと予想していた。
 しかしAIの後に入場してきたのは“地下横綱”梅沢菊次郎。この日のAIの戦場は、危険度MAXのミックスドマッチとなるようだ。そしてそのすぐ後に入場してきたのは……地下絶対王者にしてAIの兄者・紅闘志也! 紅がAIと反対側のコーナーに立ったことから、AIと紅の“人間狂気兄妹”が、ALAISEのリングで史上最狂最悪の兄妹喧嘩を行うことが満天下に明らかとなった。

 お互いの強い志願により、試合開始から実現することとなった最狂兄妹喧嘩は、ゴングの瞬間からフルスロットル! ぶっこ抜くようなフルスイングでストレート、フック、ロー、ミドルを、目にも止まらぬスピードでブン回し合うAIと紅。一撃でもマトモにヒットすればKO必至の打撃を兄と妹がブチかまし合う光景は、堅気の人間には到底理解不可能。これが、このぶっ飛んだ格闘兄妹が揃って口にする「殴り愛」という究極のコミュニケーションなのだろうか……? 天空を引き裂くような両者の殴り愛、蹴り愛がALAISEの3m四方のリングの中で収まるはずもなく、AIは紅を前蹴りで、紅はAIを大砲のような蹴りで、お互いを鉄鎖の向こうの観客席まで吹き飛ばしてしまう。その修羅の闘いはあたかも、“怪獣大戦争”とでも形容したくなるド迫力に満ちている。
 
 前戦『EXIT-80』でAIにKOの屈辱を浴びた雫も黙ってはいない。自らの倍以上の体躯を誇る梅沢相手に腕ひしぎ、卍固めで食い下がる。AIとの因縁対決では、今回も得意のグラウンドでストライカーの地下女王を抑え込むが、同時にAIの脚を掴み、蹴りを打てないよう、しっかりと打撃対策を積んできた。
 しかし、レッスル観音の打撃対策すらも易々と乗り越えるのが“おんな人間狂気”の真骨頂。攻防がグラウンドからスタンドで移る際(きわ)の刹那、雫の後頭部にAIの戦慄の蹴りが炸裂! 凄まじい衝撃音とともに雫がマットに倒れ込むと、レフェリー・小笠原和彦はただちに試合終了を宣告した。

 試合終了後に意識を取り戻した雫は、到底納得いかぬとばかりに「もう一回やれ」とAIに執拗に対戦を要求。両者のもみ合いは乱闘に発展し、ALAISEのリング上はふたたび騒然となった。人間狂気兄妹の大喧嘩が何よりも印象的な超過激ミックスドマッチであったが、雫の負けじ魂も、地下のリングにしっかりと爪跡を残してみせた。

 

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